電気式と灯油式|どちらが安いかは使い方で決まります

最終更新日: 2026-07-31

融雪設備の熱源をどちらにするか。これは高いか安いかの問題ではなく、工事費の差を運転費の差で何年かけて取り返すか、という問題です。

この記事の目次
  1. それぞれの性格
  2. 損益分岐の出し方
  3. 面積が判断を左右する
  4. ヒートポンプ式という選択

それぞれの性格

電気式灯油・ガスの温水式
工事費安い。ヒーターを敷いて電源を引くだけ高い。ボイラー、配管、タンクが要る
運転費高い安い(燃料価格に左右される)
設置スペースほぼ不要ボイラーとタンクの置き場が要る
手間少ない燃料補給、不凍液の交換、ボイラー点検
寿命ヒーターは長いボイラーに寿命がある

損益分岐の出し方

考え方は単純です。工事費の差を、年間の運転費の差で割ります。

たとえば工事費の差が30万円、年間の運転費の差が5万円なら、6年で回収できます。7年目以降は灯油式のほうが安くなる計算です。逆に運転費の差が2万円しかなければ15年かかり、その間にボイラーの更新時期が来ます。

この計算をするには、年間の稼働時間の見込みが要ります。地域の降雪日数と、どのくらい早く溶かしたいかで決まります。見積もりの際に、この前提を事業者と共有してください。

面積が判断を左右する

使う面積が広く、稼働時間が長いほど運転費の差が大きくなるため、灯油式が有利になります。逆に玄関前だけといった小さな面積では、そもそも運転費が知れているので、工事費が安く手間も少ない電気式のほうが総額で収まることが多くなります。

目安として、駐車場全体をまかなうなら温水式、玄関前や階段だけなら電気式から検討するとずれにくくなります。

ヒートポンプ式という選択

空気の熱を利用するヒートポンプ式は、電気で動きながら運転費を抑えられる方式です。工事費は最も高くなりますが、燃料の補給が要らず、灯油価格の変動に左右されません。

掲載事業者では、ヒートポンプ式の融氷雪システムについて9坪程度で税込約121万円、27坪程度で約286万円という価格が公表されています。長く住む予定で、灯油の扱いを避けたい場合の選択肢になります。

この記事に関係する掲載先

融雪専門株式会社ホクエイ

所在地:北海道全域および東北地方

札幌市北区に本社を置くエア・ウォーターグループの融雪設備会社。ロードヒーティングは北海道・東北で約7,000件の施工実績。屋根融雪システムは30年以上・累計7,500棟超の施工実績。融雪機・融雪槽は灯油式/ガス式/ヒートポンプ式に対応。

融雪専門北海道機販株式会社

所在地:北海道全域(札幌市北区)

電熱式ロードヒーティングを主力として取り扱う。札幌駅前や札幌市街中心部をはじめ道内各地に施工実績。温水式ロードヒーティングにも対応。

融雪専門株式会社藤正丸二物産

所在地:北海道(札幌市北区/石狩・桧山・日高方面)

地下埋設型融雪機『大雪』の販売・設置を主力事業とする。特許第3023662を取得した自社製融雪機を扱う。融雪マット、寒さ・雪対策リフォーム、融雪機メンテナンスにも対応。

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