漏電の原因と安全な対処

最終更新日: 2026-09-02

融雪のブレーカーが落ちる——それは設備からのSOSかもしれません。漏電の原因と、自分で見てよい範囲・プロに任せる範囲を、安全第一で解説します。

この記事の目次
  1. 漏電遮断器が落ちる原因
  2. 自分で確認してよい範囲
  3. 修理の流れと予防

漏電遮断器が落ちる原因

  • 電熱線・ヒーターの絶縁劣化:埋設ヒーターの被覆の経年劣化・工事での損傷部から水分が入り漏電(断線の記事)。融雪は水と電気が同居する設備のため、漏電保護が最初から組み込まれている
  • 屋外配線・コネクタ部への浸水:接続部の防水劣化、融雪マット等の延長コードの浸水(融雪マットの記事
  • ポンプ・ボイラーの電装部の劣化:モーターの絶縁劣化も定番(故障原因の記事
  • 単なる過負荷の場合も:漏電でなく容量オーバー(安全ブレーカー側が落ちる)。どのブレーカーが落ちたかで区別できる

自分で確認してよい範囲

  1. どのブレーカーが落ちたか確認:漏電遮断器(テストボタン付き)か、回路別の安全ブレーカーか
  2. 1回だけ復帰を試す:入れ直してすぐ落ちる・繰り返し落ちるなら、それ以上入れ直さない。ここが安全の分岐点——漏電箇所に通電し続けると感電・火災リスク
  3. 見える範囲の点検:屋外コンセント・延長コードの水濡れ、コードの損傷。濡れた手・濡れた地面で触らない
  4. 機器を分離できるなら切り分け:融雪マット等のプラグ式機器を抜いて復帰するか試す→特定の機器で落ちるならその機器の故障

埋設ヒーター・盤内・配線の調査は電気工事士の領域。テスターを持っていても、埋設側はDIY禁止と考えてください。

修理の流れと予防

  • 修理の流れ:業者が絶縁抵抗測定で漏電系統を特定→区画を絞って補修。埋設部の部分補修は数万〜数十万円、劣化が広範囲なら張り替え・更新の判断に(耐用年数の記事見積りの記事(参照予定)
  • 予防:①漏電遮断器のテストボタンを年1回押す(秋の試運転時。試運転の記事)②外構工事時に施工図を共有して断線事故を防ぐ ③屋外接続部の防水状態を点検
  • 雪の日にブレーカーが落ちて融雪が止まると凍結被害が連鎖する(凍結の記事)。「落ちたら入れ直して終わり」にせず、繰り返すなら必ず原因調査を(業者選びの記事

漏電遮断器は「落ちてくれる」のが仕事です。落ちた理由を放置しないこと——それが電気融雪と安全に付き合う唯一のルールです。

この記事に関係する掲載先

融雪専門株式会社ホクエイ

所在地:北海道全域および東北地方

札幌市北区に本社を置くエア・ウォーターグループの融雪設備会社。ロードヒーティングは北海道・東北で約7,000件の施工実績。屋根融雪システムは30年以上・累計7,500棟超の施工実績。融雪機・融雪槽は灯油式/ガス式/ヒートポンプ式に対応。

融雪専門北海道機販株式会社

所在地:北海道全域(札幌市北区)

電熱式ロードヒーティングを主力として取り扱う。札幌駅前や札幌市街中心部をはじめ道内各地に施工実績。温水式ロードヒーティングにも対応。

融雪専門株式会社家物語グループ(札幌ロードヒーティング.com)

所在地:札幌市全10区および北広島市・江別市・恵庭市・石狩市・小樽市・千歳市・苫小牧市・岩見沢市・南幌町・長沼町

ロードヒーティング専門店として融雪工事のトータルプランニングを提供。施工実績1,600件以上。20㎡の場合、灯油式・電気式ともにアスファルト仕上げで60〜70万円。インターロッキング仕上げは約プラス10万円。札幌オフィス(北区北十八条西5丁目)と安平町の本社体制。

ロードヒーティングの施工会社一覧を見る

関連コラム