屋根ヒーターの費用と選び方
屋根の雪下ろしから解放されたい——屋根融雪ヒーターは施工範囲で費用が大きく変わります。「どこまでやるか」別の費用感と選び方を解説します。
この記事の目次
施工範囲別の費用感
- 軒先・谷部だけの部分施工=数十万円級:つらら・すが漏れ(水の逆流による雨漏り)・落氷の対策として、凍結が起きる軒先ラインと谷部に絞るのが最も費用対効果が高い定番(つららの記事(参照予定))
- 全面融雪=100〜300万円級:雪下ろし自体をなくす構成。面積に比例して費用も電気代も増えるため、「下ろさない」が目的なら無落雪屋根への改修と比較すべき(無落雪の記事(参照予定)・屋根融雪の基礎記事)
- 電熱線(ヒーターケーブル)方式が主流。温水式は新築・大規模改修向き(新築の記事)
電気代と運転の考え方
- 軒先ヒーターの電気代は月数千円〜:稼働は「凍結する条件の時だけ」でよく、サーモ・タイマー制御なら意外と食わない(電気代の考え方の記事)
- 全面融雪は暖房級の消費:豪雪日の連続稼働は覚悟が必要。電力プラン最適化とセットで(電力プランの記事)
- 「降ったら早めに」の原則は屋根も同じ:厚く積もらせてからでは溶かし切れない。降雪センサー連動が理想(センサーの記事)
選び方と注意点
- 目的を1つに絞る:①つらら・落氷を止めたい→軒先 ②すが漏れを止めたい→軒先+谷 ③雪下ろしをなくしたい→全面 or 無落雪化 or 耐雪設計。目的が費用を決める(雪下ろし危険の記事)
- 落雪との関係を設計する:溶かした水の再凍結(軒下のアイスバーン)、隣地への落雪・排水に注意(落雪の記事・近所トラブルの記事)
- 屋根材・築年数との相性:既存屋根への後付け可否は屋根材と状態次第。屋根リフォームと同時施工が最も割安(足場代が1回で済む)
- 克雪住宅系の補助対象になる地域も(青森の記事・自治体まとめの記事)。見積りは複数社で(業者選びの記事)
屋根ヒーターは「全面か・軒先か」で別物の買い物です。困りごとの正体(つららか、雪下ろしか)から逆算して選んでください。
この記事に関係する掲載先
融雪専門株式会社ホクエイ
札幌市北区に本社を置くエア・ウォーターグループの融雪設備会社。ロードヒーティングは北海道・東北で約7,000件の施工実績。屋根融雪システムは30年以上・累計7,500棟超の施工実績。融雪機・融雪槽は灯油式/ガス式/ヒートポンプ式に対応。
融雪専門株式会社ユニテック事業部
電気・灯油・ガス・地中熱ほか様々な熱源を利用したプランを提案。ロードヒーティングの新設・改修・修理に対応し、修理は調査費無料。融雪設備のほか暖房設備、電気設備・防犯設備、制御器・降雪センサー、防災・消防設備、ヒートトレース、ルーフヒーティング、融雪槽、融雪マットを取り扱う。
電気工事株式会社シグナル
電気式・ヒートポンプ式・ガス式の3方式の融雪システムを提供。スポットライトヒーター、融雪マットも取り扱い、ロードヒーティング漏電修理にも対応。ルーフヒーティング・融雪槽、リフォーム・メンテナンス工事、電気自動車充電設備、太陽光発電蓄電池工事も手掛ける。